散瞳検査とは?

散瞳検査とは?

目の中に入る光は虹彩の真ん中にある瞳孔という孔の大きさによって調節されています。
この瞳孔を点眼薬で開いてしまうのが、散瞳検査です。
瞳孔を開くと、水晶体や硝子体、網膜、視神経が通常の診察より見える範囲が格段に広がります。
瞳孔を開く点眼薬をさして2,30分経つと、瞳孔が開いてきます。
その後4,5時間はかすんで見えたり、まぶしく見えたりするので運転は控えてください。
飛蚊症、視力低下、視野欠損で受診するなら散瞳検査をする可能性が高いですので、誰かに運転してきてもらうか、他の交通機関を使って来院してください。
車やバイクで来院の際は、検査を後日にするか、だれか車を取りに来てもらうようにする事をお勧めします。
散瞳検査の薬をさしてまぶたが赤く腫れてしまうなら
散瞳検査の目薬にアレルギーを起こしてしまうようになった可能性があります。早めに来院してください。炎症を抑える薬をだします。次回検査時は弱い散瞳検査の薬に代えてみるのを試してみます。
狭隅角の眼を散瞳すると、緑内障発作を誘発する可能性があります。
狭隅角眼という目の中の水路が狭い目に散瞳検査をすると、さらに水の流れがせき止められ、眼圧がすごく上がってしまう緑内障発作をおこすことがあります。片眼の急激な視力低下と、そちら側の頭痛なら可能性があるので、放置せずに来院してください。狭隅角眼の散瞳検査が必要なら、レーザー虹彩切開術か白内障手術をうけて緑内障発作を予防します。