神経眼科

ゆっくりものがダブって見える複視について(sagging eye症候群)

みなさんこんにちわ。

ここ数年サギングアイ症候群の勉強会によく行きます。

今回の日本眼科学会や斜視学会などでも国際医療福祉大学の後藤先生の講演を何回も聞かせてもらいました。

これは年齢で言うと70歳ぐらいからの方で、いつの頃からなのかわからないけど、ものが二重に見えるという訴えで来られます。

前からこういう方にはメガネに三角形のプリズムを入れるプリズム眼鏡で対応していたのですが、

色々わかってきて、眼窩という目の周りの組織の弾性繊維の緩みが原因だとわかってきました。

外来をしているとプリズム眼鏡を処方する方は週に1度はおられるのですが他院に比べると多く、今まで処方しすぎなのかと自問していたのですが、

間違ってなかったと思ってホッとしています。

後藤先生は手術で治すという方法も言っておられたのですが、流石にこれは真似できないので紹介させてもらうことになると思います。

ものがダブってみえる方はまたご相談ください。