コロナウィルス感染はどうやって対策する?取り組んでほしいこと。
コロナウィルス対策として取り組んでほしいこと
みなさんこんにちは。ひの眼科クリニックの樋野です。
最近コロナウィルスのせいで皆さんいつ自分がウィルスにかかるのか不安な日々を過ごされていることかと思います。
そこで最近勉強してスタッフにも取り組んでいただいている事を皆さまにも少し共有していただければと思います。
ウィルスの感染経路として飛沫感染、接触感染というのが大事だと医療者はよく言います。
まずは飛沫感染から。ウィルスにかかった人の唾液、粘液はくしゃみや咳、喋ることにより1m程度向こうまで
飛ぶそうです。対面でマスクなしで喋っていたりすると、その際に相手やその周りにウィルスを含んだ
水分がくっつきます。そのウィルスがついたものを触ったら手にウィルスがくっつきます。
人は顔をよく触るので、それを触った手で、鼻や口をさわるとウィルスが感染します。
これが飛沫感染の原理です。ウィルスが少量なら免疫力が勝ちますが、多量ならウィルスが勝ち体内に侵入してしまいます。
これを防ぐにはどうしたら良いのか?
⑴一番は全員がマスクをして生活することです。
院内では皆さん必ずマスクをしてください!!
これだけで十分感染のリスクを下げられます。
大声で喋らないようにもお願いします。
マスクをどうしても外す際は絶対喋らない、くしゃみしない。
次に接触感染について考えます。
接触感染とはウィルスにかかった人もわからないままにコンビニやトイレにいたりします。
その人がウィルスのついた手でものを触ると、そこにウィルスにしばらく生息します。
ウィルスは段ボールなどには1日、プラスチックなどには2、3日生息できるそうです。
なので、外出時に気をつけてほしいのは、
⑵人が多く触りそうなものを触る際は、感染したかもと思い
必ず手洗いをこまめにして下さい。水道水で15秒洗うだけでかなり綺麗になります。
僕自身1日に50回ぐらいは毎日手洗いしています。
できない際は患者さんの診察ごとにアルコール消毒しています。
ついでに時々顔を洗うのも個人的にはしています。顔についたウィルスを流すのが目的です。
それと外出先ではできるだけ顔や髪を手で触らないようにして下さい。
理由は後述します。
⑷特にドアノブやみんなが触るものはできるだけ触らないようにして下さい。
⑸どうしても触る際はできれば、手のひら側を使わないで、外側を使って下さい。
インドでは不浄のものを触る際は左手という決まりがあるそうですが、僕らにその習慣がないので
手の内側は清潔、手の外側は不潔なものを触ると決めるといいと思います。
手の内側で触るもの(携帯、パソコン、ドアノブなど)は常に綺麗にしておきましょう。
⑹院内でさらに気をつけているのは皆が良く触る部分の消毒です。
院内ではアルコール消毒と次亜塩素酸ナトリウムで消毒しています。
アルコール消毒で気をつけてほしいのは、一番効果が強いのは70%の消毒液だと覚えて下さい。
それが低くても高くても消毒効果が薄くなります。
アルコールが品薄で困っていたのですが、最近日本の酒造メーカーも作ってくれているので
手術用以外はそれで代用しています。
次亜塩素酸ナトリウムも効果的です。強力な院内感染を起こすノルウィルスでも効果を発揮するので
コロナウィルスでは効果を発揮します。
人が触る部分(ドアノブ、エレベータなどのボタン、スイッチ、パソコン、携帯)は小まめに消毒するようにしています。
次亜塩素酸水についても興味を持っています。
⑺常に換気をしましょう!空気中に滞留したウィルスはいずれどこかに付着します。そのため空気を
換気してウィルスを部屋の外へ出しましょう。エアロゾル感染という空気中に漂うウィルスを伴う
小さな水分が感染を起こすという説は僕個人としてはあまり気にしていません。もし本当なら
満員電車で爆発的な感染を起こしているはずだからです。
あくまで換気は接触感染の元になるウィルスの浮遊を減少させるためではと思っています。
逆に森の中でのキャンプや山歩きでも人が密集すれば接触感染のリスクはあります。
⑻マスクの扱い
毎回新しいマスクをするのが理論上一番正しいのですが、実際は無理なので、
マスクはまずはずす際は、耳の後ろから紐を引っ張り外します。マスク部分は触らないようにします。
その後アルコール除菌します。
基本その後外に干すのが理想的です。洗濯機でも毛羽立ちますが洗えます。
手洗いが有効なら洗濯機も効果を発揮すると思います。
日光で天日干しは有効だと思っています。
布のマスクもおしゃれなものも出ています。洗濯は必ず毎日して下さいね。
できれば数日分のマスクを持ち、ローテーションできればいいですね。
(9)顔や髪をできるだけ触らない。
人は無意識に1時間に20回程度顔を触るそうです。
顔を触ってしまうと手についたウィルスが顔にきて、
顔についたウィルスをさわった手で口や鼻を触ってしまい感染を起こします。
なので診察中や外出中は顔を触らないようになるべくしています。
我慢です。
接触感染の経路の一つとして大事かなと思っています。
どうしてもの際は手洗いしてから顔を触るようにしましょう。
(10)なるべく外出先でトイレに行かない。
トイレに行くような外出はしないようにしています。
トイレはやはり接触感染のリスクの高い場所だと思っています。
あくまで勉強した現時点での内容をまとめただけなのですが、皆様のお役に少し立てればと願っています。