コンタクトレンズによる眼瞼下垂の手術について
眼瞼下垂は多かれ少なけれ年を経ると必ず起こって来ます。
まぶたが下がって来て、見え方の邪魔をするようになってきたら、当院では眼瞼下垂の手術を受けていただいております。
片目で20分、両眼で40分程度で日帰り手術を受けていただいております。
保険診療ですので片眼の眼瞼下垂で3割負担の方で2〜3万、2割負担で1〜2万円の自己負担になります。
手術した後は2週間ほど出血や炎症のためまぶたが腫れます。まぶたが肉厚の方ほど腫れはきつくなります。
瞼が上がって視界が広がったと喜んでもらえるとこちらも嬉しくなります。
さて今回のコラムの主題はハードコンタクトレンズ(以下HCL)によって起こる眼瞼下垂が起こることがあるのを知っておられますか?
HCLは上まぶたを裏側から摩擦してしまい、瞼をあげる筋肉である上眼瞼挙筋などを弱くしてしまうのでまぶたが下がってきてしまうのです。
通常老化による眼瞼下垂の手術は70歳以降に受けられるのですが、HCLによる眼瞼下垂の方は50、60歳ごろに受けられる印象です。
HCLでの眼瞼下垂には特徴があり、それは瞼の二重のラインが三重のラインになったりする事です。
眼瞼下垂の手術後にはHCLの使用はなるべく控えていただいております。
ハードコンタクトレンズを使用中にまぶたが下がってきたらご相談くださいね!