レーシック後の角膜ヘルペスをみました。

LASIK後の角膜ヘルペスから見えてくる角膜神経再生の仕組み
みなさん、こんにちは。
今日は「LASIK後の角膜ヘルペス」を通じて見えてきた角膜神経の再生についてのお話をお届けします。
角膜ヘルペスは、角膜の上皮下にある神経節に沿って発症する疾患です。LASIK手術では、視力矯正のために角膜フラップを作成しますが、この過程で角膜上皮下神経が一部切断されます。手術後、角膜神経は再生を始めますが、その再生過程は日常の診療では通常見ることができません。
しかし、角膜ヘルペスが発症した際には、神経節に沿って症状が現れるため、神経の再生過程を垣間見ることができるのです。
興味深い症例からわかったこと
ある症例では、LASIK後の角膜ヘルペスがフラップの端に沿って円形に分布し、その後、角膜中心部に向かって広がっていく様子が見られました。この観察から、神経節がまずフラップの端に再生し、次第に角膜の中心部へと分布を広げていく過程を直感的に理解することができました。
LASIK手術後の方はドライアイ、屈折変化など色々気になることがあります。
何か困り事があればご相談ください。