多発一過性白点症候群(MEWDS)の一例
ちょっと前に急に片眼だけ眩しく、水玉みたいに黒いところが見えると来院された方がいらっしゃいました。
診察すると網膜に視神経の1/5くらいの大きさの白点が多発しており、自発蛍光では黒く抜けて見えます。過蛍光のところもあるのですが、
多発消失性白点症候群(MEWDS)という、ウィルス感染など関与も疑われる原因不明の網膜疾患で、20から40歳ぐらいの近視女性に好発する疾患が考えられます。
1ヶ月ほどで白点は消失し、症状も2ヶ月ぐらいで何もなかったように改善することが多いのですが、この方もそうでした。