新発売”アイラミド”。新しい緑内障点眼薬の可能性
新しい緑内障点眼薬”アイラミド”新発売
新しい緑内障点眼薬”アイラミド”が発売されます。”アイラミド”は炭酸脱水酵素阻害(エイゾプト)とα2刺激(アイファガン)の合剤になります。1日2回点眼です。
これは緑内障点眼薬の組み合わせを広げる可能性があります。(ラタノプロスト+βブロッカー)の合剤一日1回点眼にアイラミド(炭酸脱水酵素阻害+α2刺激)一日2回点眼をもう1剤追加すると、理論上一日3回の点眼で4剤分の眼圧下降効果が得られます。しかも点眼を昼にささなくていいのは、点眼を昼にさし忘れる人にはとても有効です。ただしこれは理論上の話で師匠森先生が常々言っているのが、単剤を純粋に追加したほうが効果は高いそうです。ですが、1日に3回点眼で4剤分の眼圧下降効果は魅力的です。副作用も4剤分蓄積されるのでいいことばかりではないですが、(ラタノプロスト+βブロッカー)合剤に”アイラミド”の組み合わせは新しいトレンドになるのではと期待しています!
アイラミド点眼の誕生で2本の緑内障点眼で4種類分の眼圧下降効果が得られる時代になりました。