屈折、近視、遠視 白内障

白内障手術後のピント合わせについて

みなさん、こんにちは。

今日は白内障手術の後、レンズのピントをどこに合わせるかについてお話しします。

👓 まずはレンズの種類を知りましょう

「メガネは掛けたくない」「少しぼやけても裸眼で生活したい」

そんな方は多焦点レンズを検討してみるのも一つの方法です。

今回のお話は、それ以外の単焦点レンズについて。

遠くに合わせるか、手元(30〜40cm)に合わせるかを考えてみましょう。

🔍 基本の考え方

• もともと裸眼で遠くがよく見えていた方 → 遠方にピントを合わせる

• 近視で手元が見えていた方 → 手元にピントを合わせる

いわば「カエサルのものはカエサルへ」。

関東に住んでいた方には関東を、関西に住んでいた方には関西をお勧めするようなイメージです。

🌟 例外もあります

• 長年コンタクトレンズを使っていて、遠くにピントを合わせるのが憧れだった方は、遠方合わせを希望されることがあります。

• 逆に、もともと遠方がよく見えていた方が「手元に合わせたい」とおっしゃる場合は注意が必要。

→ 遠くが裸眼では見えなくなることを、想像以上に不便に感じられる方が多いです。

→ その場合は多焦点レンズのほうが希望に近いこともあります。

👀 片目ずつ少し差をつけることも

左右で焦点を変える「モノビジョン」も、ときどき取り入れます。

ただし、もともと差がある方や近視の方向けで、すべての方に向くわけではありません。

💬 まとめ

レンズのピント合わせは、

• 目の状態

• ライフスタイル

• ご本人のご希望

この3つのバランスで決めるのが大切です。

「これしかない!」と決めすぎず、ぜひお気軽にご相談ください。

あなたにぴったりの見え方を一緒に見つけていきましょう。

ひの眼科クリニックではスタッフ一同みなさんの不安や術後のイメージについて

サポートしていきたいと思っておりますので、またご相談ください。