白内障手術を考えるタイミングについて

白内障手術を考えるタイミングについて
みなさん、こんにちは。
今日は、当院で白内障手術を受ける患者さんに、私がよくお話ししていることをまとめてみます。
👁️ 手術のタイミングは大きく5つ
白内障の手術を検討するのは、だいたい次の5つのパターンに分けられます。
1. 自覚症状が進んだとき
かすみ、まぶしさ、二重・三重に見える、近視化(手元は見えるけれど遠くが見づらくなる)などが悪化したとき。
2. 視力の低下がはっきりしてきたとき
定期的に経過を見ていて、視力が下がり、運転免許の更新が難しくなってきたとき。
3. 診察で白内障の濁りが強くなったとき
自覚症状が少なくても、診察で濁りが進んでいる場合は、今後を見据えて検討します。
4. 全身状態や年齢を考慮するとき
認知症の悪化や体調の変化が心配で、「元気なうちに手術しておいた方が後々安心」と判断される場合。
5. 緑内障発作の予防が必要なとき
隅角(目の水の出口)が狭く、緑内障発作を予防するために白内障手術を先に行う方がよいケース。
院長からのメッセージ
この5つのどれかに当てはまることが出てきたら、
白内障手術を考えるサインかもしれません。
私たちは、みなさんが「見えやすく、後々困らないように」なることを第一に、
お一人おひとりに合ったタイミングを一緒に考えています。
ご相談はお気軽に
まだ受診されたことがない方も、気になる症状がある方も、
どうぞお気軽にご相談ください。
見え方の不安が少しでも軽くなるように、丁寧にお手伝いさせていただきます。
大津市堅田 ひの眼科クリニック 院長 樋野泰一