白内障

白内障手術後の術後点眼は大事なんですよ!

白内障手術後の術後点眼は大事なんですよ!

 

最近のコロナ騒動で診察間隔があいてしまっている患者さんが多くいます。

今回は白内障手術した後に受診と点眼がとだえてしまい、悪化しておられたケースを紹介します。

今年1月に白内障手術を両眼受けられた後、視力はいったんRV=LV=(1.2)まで回復されたのですが、術後1か月後に診察に来なくなり、点眼もしなかったそうです。

今回5月末(術後3ヶ月すぎ)に1週間前より左視力低下、痛みを訴え受診。

RV=(1.0)LV=(0.6)にて左眼の黄斑浮腫をみとめました。(下図)

ケナコルトテノン嚢下注射を左眼に施行しました。

その翌日の写真が2枚目です。黄斑浮腫という網膜の水の貯留が減少しています。(写真の赤の部分、断層の空胞)視力も翌日改善しLV=(0.7)でした。1週間抗炎症点眼すればさらに改善しそうです。

白内障手術後に炎症を抑えるために点眼を3ヶ月続けてもらっているのですが、術後点眼がとぎれた後に黄斑浮腫がおきる事や、緑内障点眼が早すぎたために黄斑浮腫を起こすことがあります。

術後の点眼継続と診察はきちんと続けてくださいね!