ひの眼科クリニック大津市堅田(かたた)・仰木・雄琴の眼科 |白内障手術・緑内障
最新の医療設備により、短時間で苦痛なく完了する日帰り白内障手術を行っています。
手術では、濁った水晶体の代わりに、眼内レンズを挿入します。眼内レンズは一度挿入すれば、半永久的に使用できます。局所麻酔を行いますので、痛みはほとんどありません。意識がありますので、医師やスタッフの声も聞こえますし、会話もできます。
緊張される方が大変多いですが、声をかけながら手術が進行しますので、リラックスして手術を受けて下さい。
手術準備に1時間程かかりますが、手術時間は10~20分程度で終了し、痛みがなければそのままお帰りいただけます。
白内障、白内障手術のところに手術件数については眼科コラムをご参照ください。
水晶体を眼内レンズに置き換えます。
Step.1
目に小さく切開を入れます。
Step.2
濁った水晶体を取り除きます。
Step.3
眼内レンズを挿入します。
白内障は軽い内に手術をしてもあまり大きな変化は感じられません。逆に白内障をあまりに放置しておくと、手術が難しくなってしまうこともあり、視力回復のチャンスを逃してしまうのは大変もったいないことです。そのため、なるべく早いうちから定期的に眼科を受診し、状況に合わせて適切なタイミングで手術を受けることが大切です。一般的な目安としては以下のようなものがあります。
水晶体の濁りの分だけはかすみがとれます。またサングラスを外したように色合いが鮮やかにもなります。加齢変化で濁った水晶体は黄白色に変色していることが多いため、手術前と比較して色が少し青白く色味が変わったように感じる方も少なくありません。眩しさや色味は時間経過で慣れてきますが、気になる場合は医師に相談してください。一方、水晶体の濁り以外の分(飛蚊症や乱視や老眼や網膜の傷みなど)は改善しません。そのため当院では手術前にきちんと時間をとって、お一人お一人の術後の見え方について説明をさせていただきます。
白内障の手術で挿入する眼内レンズには、いくつか種類があり、大きくはある1ヶ所でピントが合う「単焦点レンズ」と、遠方にも近方にもピントが合う「多焦点レンズ」に分けられます。
手術で挿入した眼内レンズは、若い人の水晶体のように厚くなったり薄くなったりして、ピントを調節する力がありません。
また、眼内レンズは、一旦目に入れてしまうと、よほどのことがない限り、取り替えることはなく、一生使用するものですから、合ったものを慎重に選ぶことが必要です。
ひの眼科クリニックでは、仕事や趣味のこと、一日の生活においてどこを見ることが一番多いかなどをお伺いし、患者さんの状態や生活に適した眼内レンズをお選びいただいております。
従来からよく使われている単焦点レンズです。
調節力はなくなりますがハロ、グレアなどがなく、ピンとのあった所では一番はっきり見える眼内レンズです。
眼鏡なしでアクティブに生活したい方にオススメです。
焦点(ピント)が遠方だけでなく近方にもあります。見え方の質は低下しますが、遠近両方見えます。
術前のご説明、術前検査(1週間~1ヵ月前)
手術前には御家族と一緒にご来院いただき、白内障の状況、手術方法、手術後の注意点、手術後の見え方の説明、入れる眼内レンズの選択、手術のリスクなどをお1人お1人に合わせてご説明し、またライフスタイルやご希望をお聞きすることにより手術日や眼内レンズなどを決定していきます。手術前に眼の検査や手術時に必要な採血検査なども併せて行います。
白内障手術前の主な検査内容
手術日
当日は手術予定時間の1時間半前にご来院ください。瞳孔を開く目薬をさしたり、血圧を測定するなどの手術前の準備が必要です。白内障手術は、いわゆる手術台ではなく、歯科治療の時に使う椅子型の手術用椅子で行います。点眼で局所麻酔を行いますので、痛みはほとんどありませんし、意識がありますので、医師やスタッフの声も聞こえますし、会話もできます。まずは消毒薬で目を消毒し、顔を清潔な手術用シーツで覆います。手術は濁った白内障を超音波で取り除き、白内障を覆っていた膜を残してその中に眼内レンズを挿入します。
点眼麻酔にて10分ぐらいで終了し、20分ぐらい休んでからご帰宅いただけます。
手術後は必ず眼帯をするため、運転などができません。ご家族の方などの運転か公共交通機関を使ってお帰りください。
手術翌日から
視力検査や眼圧検査などの後に診察をします。
その後は、手術1日後、3日後、1週間後、2週間後、1か月後、2か月後、3ヵ月後といったペースで経過観察をしていきます。手術後しばらくは感染をおこさないか注意する必要があるので、透明の保護眼鏡を1週間装着し、洗顔・洗髪は5日間ほどは控えましょう。飲酒も禁止です。
術後3ヵ月間は炎症を抑える、ばい菌感染を防ぐため点眼薬を処方します。
一般的な単焦点の眼内レンズを挿入する白内障手術は、保険診療で行います。患者様の世帯収入やご年齢によって変わりますが、以下のような費用となります。
3割負担の方 | 2割負担の方 | 1割負担の方 | |
---|---|---|---|
手術費用 | 約45,000円 | 約30,000円 | 約15,000円 |
※ 多焦点レンズの場合、別途レンズ費用が約300,000円必要となります。
多焦点眼内レンズ(遠近両用レンズ)を挿入される方は、保険診療外になりますのでご相談ください。
白内障手術後しばらく経つと、また以前のようにかすんできたと言われることがあります。
眼内レンズを支えるために残した後嚢というレンズを支えるフクロが濁ってきた後発白内障の可能性があります。
その場合ヤグレーザーで膜に穴を開け、濁りを取り除きます。
5分ぐらいで点眼麻酔で行います。